弓道専門部長ご挨拶

『御挨拶』

公益財団法人 全国高等学校体育連盟弓道専門部

部長 加藤 久仁寿

 日頃より、弓道専門部の諸活動に対しましては、多くの方々から御理解、御支援を賜りまして心より感謝申し上げます。

 本専門部は昭和30年に創設され、以来70年にわたり全国に約100万人の卒業生を輩出してまいりました。令和6年度の加盟校数は2000校あまり、6万5000人の若者が日々弓を執り稽古に励んでおります。

 武道である弓道は殺傷能力のある弓具を扱います。体を鍛え、技術を磨き、的中を目指すと同時に、高い倫理観、道徳観を学ぶ必要があることは言うまでもありません。ただ単に弓を引き的を狙うだけでなく、道場、矢道、的場などの施設、弓、矢などの道具、そして共にこの道を歩む仲間の存在など広く目をむけながら、多くのことをこの道から学び取ろうと稽古に打ち込んでいます。

 近年、高等学校のクラブ活動を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。時代の流れを読み取りながら、古い教えを大切にこの伝統ある弓道に真摯に取り組んでまいります。

 今後とも本専門部に変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。